台風が進行していますね。
九州地方にお住まいの方は一番大変な状況かと思います。
台風が来ると買い物も満足にできないと思いますが、まずは安全な場所に避難して通り過ぎてから行動してくださいね…。
東京も降ったりやんだりではありますが、雨模様です。
台風が来ていて予定がキャンセルになってしまいました。
東京がまだ晴れているうちにお出かけをしておきたい一心で、自由が丘にある「蓮月庭」に行ってきました。
ここは台湾にちなんだ料理や台湾茶を楽しめるお店です。
台湾茶、人生初。おすすめの高山茶をいただく
台湾茶について知る機会があったのですが、紅茶や緑茶のように茶器を使って台湾茶を飲んだことはありませんでした。
せっかくなら淹れ方も教わりながら飲んでみたい!ということで、行ってきました。
店内にはガラスや陶器の茶器が並んでいました。
茶葉は真空パックに入ってある商品が並べられていて、産地や製造方法が異なる茶葉がお試しで試せます。
テーブル席が5台ほどあって、カウンターは5席ほどあり、ゆったり座れるので、落ち着いて料理やお茶を楽しめます。
お店の外にはテラス席もあるので、晴れていると外でも台湾茶を楽しめます。
台湾茶ってなに?
台湾茶というと、ピンとこないと思います。
私もよくわかっていなかったのですが、私たちにも身近な烏龍茶も台湾茶の一種。
「凍頂烏龍茶」という烏龍茶がたまにコンビニでも売っていることも。
台湾茶や中国茶は
- 脂肪燃焼分解作用
- 新陳代謝を良くする働き
- 便秘やむくみなどの生活習慣病の予防
に効果があると言われています。
高山茶は一般的な烏龍茶よりも烏龍茶ポリフェノールを多く含んでいるとされています。
高山茶は海抜が高い地域での栽培となるため、夏でも涼しく、さらに朝晩は霧がたちこめ日照時間が短い環境で育つので、茶葉は短い時間で積極的に光合成をするからです。
これによって、お茶の苦みの元であるカテキンの含有量が少なくなり、逆にアミノ酸などの旨味成分の含有量が多くなり、まろやかな味わいが増すのです。
本来、お茶は「味や香り」を愉しむものですが、高山茶は健康面においても優れていると言えます。
はじめての台湾茶 山道帰一著より引用
こちらの書籍では台湾茶の魅力を1冊にまとめられていてとても読みごたえがありました。
中国茶の本はあるんですけど台湾茶オンリーってなかなかなくて、とても勉強になります。
茶葉の産地や種類、発酵や焙煎の度合いで味や香りが変わる。
いろんな飲み比べができるので、面白いお茶だなと思います。
カフェのランチタイムのメニュー
今回頂いたのは、ルーロー飯と席茶でした。
ルーロー飯は大豆ミートを使用されていました。
大豆ぽさはなく、お肉のように食べられました。
花椒が良く効いていて、とてもさわやかな味わいでおいしかったです。
ランチについてきたウェルカムドリンクの梅ジュースが濃厚で好きな味でした。
ランチを頂いた後は、待ちに待った台湾の席茶
席でスタッフさんが茶器を使って丁寧に台湾茶の淹れ方を教えてくれます。
茶葉の香りを感じ、じっくりと1分茶葉から抽出します。
台湾茶は5煎ほど飲めて、抽出に時間をかけても雑味を感じにくいと言われています。
今回頂いたのは「梨山碳焙」という茶葉でした。
「梨山碳焙」
高山烏龍茶 / 本格茶藝スタイル
「蓮月庭」公式サイトより引用 https://rengetsutei.jp/
産地 : 台湾台中市
発酵度 : 弱
焙煎 : 軽度焙煎
果物の産地でもある梨山で育った茶葉です。龍眼(リュウガン)の木の炭で軽く焙煎することにより、茶葉の甘みを引き出しています。
香ばしいかおりとすっきりとした味わい、果実のような香りが特徴です。
実際に台湾茶を飲んでみる
1煎目は飲んだ後、口の中に甘い後味を感じました。
1分しか抽出していないので味は薄いのかとも思いましたが、全くそんなことはなく香りもとてもさわやかでした。
2煎目は50秒抽出します。色味はこんな感じ。
煎茶のようなほうじ茶のような、なじみのある香りがしました。
なんでそうなのかは素人なので分からないのですが…。
口の中に甘みが残っておいしいなぁと思いました。
3煎目は、2煎目よりも香りや味が強くなったような気がしました。
口の中に甘みが強くなって分かりやすくなりました。
4煎目は甘みが少し和らぎ、味が爽やかになりました。
少し味が薄くなったような気がしましたが、色は変わらないように見えます。
6煎くらいに関しては貧乏性が出てしまって、何回まで飲めるのかという限界を見定めていました。
私は4~5煎ほどでおしまいにするのがちょうどよく台湾茶を楽しめるなぁという印象を持ちました。
席茶についてきたマンゴーのドライフルーツも台湾茶によく合って、ドライフルーツを口に含むと、果物のお茶を飲んでいるようでした。
ゆったりとした時間の中で台湾茶を楽しめました
初めて台湾茶を飲んで「これってどんな味?」「のど越しが甘いね」と飲んだ瞬間の感想を言いあいながら台湾茶を楽しめました。
台湾茶の茶葉は産地や作り方、発酵や焙煎の度合いによって味が変化するので、茶葉の違いを比べながら味わいを楽しめます。
今度はまた違う茶葉を選んで飲み比べてみたいと思います。
それでは。